夢を追う男はよく見えるけど、実は

成功できるかは多分

夢を追いかけて成功できるかどうかには、いくつものポイントがありそうです。 まず、本人の地道な努力と、失敗にくじけない意志。 この二つは夢を追う際の最も重要な土台となるでしょう。 次に、人との出会い。 どんなに才能があっても、その才能を見いだし、世に広めるのを推してくれる、有力な人物の支えが必要です。 私の好きな作家で、ハーマン・メルヴィルという人がいます。 彼の作品は、今でこそアメリカのオバマ大統領も愛読し、アメリカ文学の名作として世界的な地位を得ていますが、メルヴィルは生きている間は評価されず、不遇でした。 彼はキリスト教を尊びながらも、違う神を信じる異民族の民ともこだわりを持たずに交流でき、異民族理解に深い関心をもっていました。 彼は合理的で現代的な考えを持つ人でした。そのような彼の思想は、時代にとって早すぎて、同じ時代に生きた人々には受け入れられなかったのです。 同じように、優れた才能を持っていても、その才能を正当に評価してくれる有力者の後ろ盾がなかったせいで、埋もれていった人は沢山いるのです。 次に、運がよいこと。 人との出会いも運なので、先ほどの話にも一部通じますが、運が良くないと成功はできません。 よく「運を呼び寄せる」などといいますが、努力していればいつかは幸運が舞い込んでくる、と信じている人はいます。 それが本当かどうかはよくわかりません。 ただ、ひとつ言えるのは、幸運が舞い込んできても、それをしっかりと掴む準備ができていないと、それは逃げていってしまうと言うことです。 おとぎ話「シンデレラ」は、じっと耐えていればいつかは王子様が現れる、という、受け身な女の子の物語と思われがちですが、そうではないと私は思います。 彼女は、魔法使いが現れたときに、後込みせずに、「舞踏会に行きたい」と望んだのですから。 このときに、「どうせ私のような者が行っても、王子様に見初められるわけがない」と思って、辞退してしまったら、お話はそこで終わりです。 彼女は紛れもなく自分の意志でチャンスに手を伸ばし、それに強運が加わって、王子様という報償を得たのです。